今日も英語なの!? いやだよ!
英語を話せるようになってほしいのに、親が頑張れば頑張るほど、子供が英語嫌いになっていく……
子供に「英語ができるようになってほしい」と考える家庭は、少なくありません。そして、親ががんばっているのに、子供はやる気がゼロというのも、あるあるではないでしょうか。
我が家も、去年までそうでした。
息子は、4回中3回くらいは英会話を嫌がっていました。泣いたり、癇癪を起すこともあり、親の私は息子の授業態度の悪さにイライラ……。「そんなんだったら、やらなくていい!」と言ってしまうこともありました。
そんな息子も、いまでは楽しく英会話に取り組むことができるようになりました!
今回は、我が子が英会話を楽しめるようになるまでの経緯をお話しさせてください。子どもが英語を嫌がって困っている方の参考になればと思います。
英語学習に対する親の思い
まず前提として、私たちの英語学習に対するスタンスを説明します。
我が家は、もともと、夫が英語教育に熱心でした。仕事で英語を使う機会があるものの、会話力に自信がなく、英語にコンプレックスを持っています。
ですが、英語ができないかというと、そんなことはなく、読み書きはむしろ、よくできます。
ただ、日本人あるあるでしょうが、本人は「俺は英語が下手だ」と思っているようです。下手というのは、たぶん「発音が悪い」ということです。発音が悪いと、会議でも自信をもって話すことができません。苦労しているからこそ、自分の子供には、「会話力」や「発音」を身に着けてほしいと思うのでしょうね。
文法や読み書きは、大人になってからでも遅くない。だけど、「発音」だけは……! やっぱり、小さいうちのほうが圧倒的に身につきやすいです。
我が家は、子供の「やりたい!」をできるかぎり重視したいと思っています。ただ、英語の発音に関しては、あとで取り返しがつきにくいため、親としては、あきらめたくない……!
「無理やりやらせる」ではなく、「なんとか子供の意欲を引き出す」ことを考えました。
もしや、これで英会話嫌いを克服か……!?
本を読んだり、英語でYouTubeを見せたりしましたが、オンライン英会話を嫌がるのは相変わらず……。もうオンライン英会話はやめるしかないかなと思っていました。
アメリカに駐在していた友人に、「英語を嫌がって泣き叫んで大変だ」と愚痴ったところ、「GSAではマインクラフトのコースがあって、まだレベル的に受講できないけど、それを受けたい一心で頑張っている」と教えてもらいました。
そのときは、「マインクラフトというエサがあれば、もしかして楽しく英語ができるかも!」という気持ちと「マインクラフトはやったことがないし、どこまで食いつくかはわからないな」という気持ちが半々でした。
ただ、それまでのオンライン英会話は続けられそうになかったので、ダメ元でさっさと切り替えようと思い、私にしては珍しく、高速で無料体験に申し込みました。
撃沈。でも、あきらめない!
以前のオンライン英会話では、毎回違う先生でしたが、Global Step Academy (GSA)では、好きな先生を選べます。息子は、毎回同じ先生をご指名。このスタイルが息子には合っていたようで、以前よりかなり取り組みやすくなりました。
しかし、まだまだ「楽しむ」には程遠かったです。
文字を書くことが好きではない息子は、単語の書き取りを極端に嫌がりました。テキストの内容もつまらなかったらしく、あまりの態度の悪さに、親はイライラしっぱなし。
親が一生懸命になればなるほど、子供が英語嫌いになっていく悪循環におちいってしまい、かなりまばらな受講になってしまいました。この期間は、伸びている実感も、あまりなかったです。
「いつか必ず、マイクラコースを受講する! それまでの辛抱だ!」と思って頑張っていたのは、子供ではなく親のほうでした。
2回目の申請でゲーム・ベースド・ラーニングに通った!
ここまででも書きましたが、GSAに切り替えた当初から、狙いはゲーム・ベースド・ラーニングのコースでした。しかし、このコースを受講するためには、一定の英語力に達している必要があります。
最初の申請では、あえなく撃沈。
その後、(親が)大変な努力をして、こつこつと受講を続けて、2回目の申請でなんとか通りました。英語力というよりも、「どれだけ受講してきたか」「コースのどこまで受講したか」という点がポイントのように思います。
ゲーム・ベースド・ラーニングでは、zoomで会話をしながら、先生といっしょに、マインクラフトの世界を冒険します。
マインクラフトの世界に、先生のアバターも来てくれます
ついに、覚醒!
新しいことに抵抗を示す息子は、ゲーム・ベースド・ラーニングに通過してから、実際に受講するまで、少し時間が必要でした。なぜなら、「いつもと同じ先生にお願いできなかった」からです。
マインクラフトは、ある程度技術や知識がいるので、GSAの先生全員が対応しているわけではありません。
最初の受講は、わたしが「1回だけでいいから、とにかく試してほしい!」と頼んで実現しました。
そして、1回目の受講を終えた息子は、目を輝かせて言いました。
英語大好き! 毎日やりたい!
ここまで頑張ってきた甲斐があった……!
感涙ものです。そこからは、週に3回くらいの勢いで英会話を受講しました。(今はもう少し落ち着いて、週1~2回くらいのペースで安定して受講しています。)
ゲーム・ベースド・ラーニングでは筆記は一切ありません。それも楽しめるポイントだと思います。
英語力は伸びるのか?
最初は、マインクラフトの操作でいっぱいいっぱいで「Yes」「No」くらいしか言っていませんでしたが、慣れてくると話し出しました。話したいエネルギーを感じます。今は、先生が水の中で息ができるポーションをくれたから、水中に家を建てているんだそうです。
イヤイヤ授業を受けていることは皆無で、もはや「勉強をがんばったご褒美」という位置づけ。
「好きの力」ってすごいなあと、恐れ入ります
英語力が伸びたかどうかで言うと、劇的に伸びたとは言いません。そんなに甘くはなかったです。ただ、普通の英会話よりも、はるかに「伝えたい」「話したい」「質問したい」という思いが見えますし、自発的な発言があります。
「What animal do you like?」などのまるで興味のない「お勉強英語」のときは心ここにあらずで、手遊びが止まらなかった息子ですが、楽しいことをしていると、自然と集中するし、伝えたいことが出てくるもの。「壁は虹色にしたい」とか「地下室を作って、秘密の通路も作りたい!」「先生、ダイヤモンドをください」など、どんどん会話が広がっています。
それから、もうひとつ驚いたのは、「きれいな文法で話さなければいけない」という英語完璧主義が見られないこと。たとえば、「たいまつが欲しい」というときには、「Taimatsu, please!」と言っているのです。伝わらなければ、そこから考えて、違う表現を試しています。「Uh…Fire and wood!」とか。これはまさしく、私たちが息子に身に着けてほしかった能力のひとつ。いつか外国の人と話すときには、きっとこのバイタリティのようなものが役に立ちます。
「テキストベースの英語学習では身につかないよなあ」としみじみ。
英会話嫌いだった原因と、解決策
長々と語ってしまいましたが、息子の場合、英語が嫌いな原因は以下のようなものでした。
- つまらないから
もうこれに尽きます。非常にシンプルです。ですから、英語嫌いを治す方法もシンプル。
- 楽しいものと組み合わせる
息子の場合は、これがマインクラフトでした。お子さんによって「クッキングで英会話」とか「サッカーで英会話」とか、いろいろな可能性があると思います。
参考までに、我が家が受講しているGSA(Global Step Academy)では、以下のようなコースがあり、子供の興味に合わせてコースが選べます。
- 通常コース
- ストーリータイム(読み聞かせ)
- 算数コース
- プログラミングコース
- エンジニアリングコース
- ゲームコース
GSAについてもう少し知りたいという方がいたら、下の動画がわかりやすいです。
GSAでは、2週間の無料体験が用意されています。ただ、とても残念なのですが、体験は「通常コース」のみです。「マインクラフトコース」を希望している場合、受講レベルに達するまでは、親子でコツコツ頑張る必要があります。
通常、無料体験は2週間ですが、3週間に延長されるクーポンコードがあります。GSA3WEEKSです。2023年の11月に確かめたところ、まだ使えました! 体験される場合は、以下のボタンから公式サイトに飛んでください。「お申込みフォーム」の一番下に、コードを入力する場所があります。
私も最近知ったのですが、Global Step Academyでは、無料会員であっても、GSAのデジタルブックライブラリーを利用できるそうです。つまり、無料体験が終わっても、無料で英語の本を読み続けることができます。体験もライブラリーも無料なので、試してみるにはいいと思います。
まとめ
今回は、我が家の男子が英会話が嫌いになってしまった原因と、解決策をご紹介しました。
「好きこそものの上手なれ」と言いますが、我が家も今回、強く実感しました。「英語」と「好き」を組み合わせる方法は最強です! お子さんの「好き」を英語にかけ合わせて、「英語イヤだ!」が乗り越えられますように。