英語でGiftedについて調べていると、しばしば登場する話題……
それは、この子は「Gifted」なのか、それとも「Bright(優秀)」なのか、というものです。
アメリカにはギフテッド・アンド・タレンテッド教育があり、インターネットなどを見ていると、親御さんが「我が子をギフテッドプログラムに入れたい」と熱望している様子が伺えます。
熱量のイメージとしては、日本で例えるなら、難関校受験あるいは特進クラスといったところでしょうか。
それゆえに、我が子がGiftedかそれとも単なる(?)Brightか気になるのでしょうね。
この2者は似て非なるものです。さっそく、アメリカのウェブサイトから、「優秀な子」と「ギフテッド」の比較を見ていきましょう。
優秀な子 | ギフテッド |
---|---|
答えを知っている | 質問をする |
興味を示す | 非常に好奇心が強い |
話をよく聞く | 精神的・肉体的に没頭する |
良いことを思いつく | 突拍子もないことを思いつく |
一生懸命勉強する | 遊びまわっているがテストの点は良い |
質問に答える | 深く探求する、昇華する |
成績上位 | 成績圏外 |
興味を持って聞く | 強い感情と意見を示す |
容易に学ぶ | 既に知っている |
6~8回繰り返して習得する | 1、2回で習得する |
理解する | 抽象的な考えを導き出す |
同年代といることを楽しむ | 大人といることを好む |
意味を理解する | 推論する |
プロジェクトを遂行する | プロジェクトを始める |
柔軟(receptive) | 強烈(intense) |
正確にコピーする | 新しいデザインを生み出す |
学校が好き | 学ぶことが好き |
情報を吸収する | 情報を操作する |
技術者 | 発明家 |
記憶力がよい | 推理力が高い |
わかりやすく、順序だったことを好む | 複雑なものが得意 |
注意深い | 観察力が非常に鋭い |
自身の学びに満足している | 非常に批判的 |
こうして比較してみると、両者の性質の違いが見えてきますね。
「優秀な子」は、年齢相応で、素直で、よく学ぶ優等生。先生からの信頼も厚いでしょう。
「ギフテッド」は、強烈なまでに探求心があり、創造力あふれる天才肌。
「優秀な子」が不登校になるのは、想像しがたいですね。一方、「ギフテッド」の子は学校が合わないという理由が、なんとなく理解できるのではないでしょうか。
もちろん、どっちが優れているという話ではありません。それぞれの個性です。
ただ、比べてみると、ギフテッドの生きづらさが見える気がしますね。
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