ギフテッドの診断はどこでできる?

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我が子がギフテッドかもしれないと思ったら、「でも、本当にギフテッドなのか?」「どこでそれを確認できるのか?」ということが気になると思います。

今回は、「ギフテッドの判定方法」についてご紹介します。

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ポスト内容は、「ギフテッド関連」「子育ての困難」「中学受験」「不登校」「おうち英語」「知的好奇心を刺激するイベントの紹介」など。情報収集・交流の場としてご活用ください。

目次

ギフテッドは診断できない

最初にお伝えしたいのは、ギフテッドは診断されるものではないということです。

「診断」は、病気に対してされるものです。ギフテッドは、病気ではありません。ですから、病院でギフテッドを診断することはできません。

ギフテッド「判定」ならできる?

それでは、「診断」ではなく「判定」ならできるのでしょうか?

残念ながら、国内においてギフテッドを正式に「判定」したり「認定」したりする機関はありません。少なくとも、当サイトでは確認できておりません。

ただし、病院によっては、「ギフテッドの可能性がありますね」「いわゆるギフテッドです」という一言があるかもしれません。また、WISCなどの検査をした心理士さんからも、「ギフテッドかもしれませんね」という指摘があるかもしれません。

これは、「ギフテッドと診断された」「ギフテッドに認定された」とは違います。しかし、医師や心理士などから、このようなコメントがあれば、保護者はある程度このコメントを信頼して、育児の指針にすることができます。

日本においても、民間で「ギフテッドを認定する」取り組みが行われ始めています。医療機関以外で「ギフテッドを判定します」という団体がある場合には、その信頼性をしっかりと確認をすることが大切です。

また、ギフテッド判定とは異なりますが、ギフテッドとされる子供のなかには、MENSAに入会している子供もいます。ここで同様の特性を持つ子供たちと交流することができます。

ただし、MENSAに入会するためには、知能テストを受けて一定の水準をクリアする必要があります。動作性IQ(ワーキングメモリや処理速度)が低く、全体のFSIQが130に満たない場合、ギフテッドであっても入会ができないことがあるかもしれません。

ギフテッドが判明する流れ

「うちの子は、ギフテッドなんです」という場合、以下のような流れをたどっている方が多いように思います。

STEP
子供に育てづらさがある

癇癪、不適応、過剰適応、不登校、不安障害、不眠など。

STEP
知能検査(WISCなど)を受けて高IQが発覚する

育てにくさを感じた保護者が、あるいは発達障害を疑った先生のすすめなどで知能検査を受けます。テスト結果により、高IQが発覚します。

STEP
ギフテッドの概念に出会う

検査した心理士や、病院から、「ギフテッドに相当するかもしれない」というフィードバックがある(診断ではない)。または、保護者が調べて、ギフテッドの概念に行きつく。

知能検査は、数か月待ちなどのこともあり、すぐに受けられるとは限りません。そのため、STEP2とSTEP3は逆になることも多いです。

また、現時点で大きな問題がなくても、「不適応を起こしそうで心配」「いわゆる『普通』から大きく外れているようだ」などの理由で、発達検査や知能検査を受けることもあります。

大きな問題がない場合、知能検査は自費になることが多いです。費用は2万円以上かかることが多いようです。

オンラインのIQテストでギフテッドの検査ができる?

オンラインのIQテストでは、正確な数値はでません。

WISCなどの知能検査は、心理士のもとで行われ、多くの場合1時間以上かかります。IQは4項目~5項目に分けて測られますし、月齢も考慮されます。

オンラインのIQテストは遊び程度に考えておいたほうがよいです。

我が子がギフテッドかどうか知りたいときは

保護者

「発達障害の傾向は少ない」と言われたのに、どうしてこんなに育てづらいの? ギフテッドかどうかはっきりさせたい!

このような場合には、まずはメンタルクリニックや教育センターなどでWISCのテストを受けるといいかもしれません。

ギフテッドはIQだけで判断するものではありませんが、ほかに定型的な指標もないため、IQを見るのが手っ取り早いというのも確かです。

WISCでは、「知的ギフテッド」をある程度あぶりだすことができます(完全ではありません)。しかし、当然ではありますが、音楽の才能やアートの才能については測ることができません。

WISCの結果や、普段の行動を見て、ギフテッドの可能性があると感じるなら、『ギフテッド外来』を受診してみてもよいかもしれません。

『ギフテッド外来』で検索してみて

ギフテッド外来では、以下のようなことをしてもらえる可能性があります。

ギフテッド外来でやってもらえること
  • ギフテッドである可能性の指摘
  • 薬・漢方の処方
  • 知能検査
  • 発達障害の診断
  • そのほか必要な検査の案内
  • 問診・教育相談
  • 家庭でできるトレーニングの案内
ギフテッド外来でやっていないこと
  • ギフテッドの診断

※すべての病院が同じとは限りません。

ギフテッドだとわかると、どんなメリットがある?

ギフテッドだとわかったところで、「特別な学校に進学できる」とか「無料で療育が受けられる」とか、そのようなわかりやすいメリットがあるわけではありません。

けれど、この子はギフテッドかもしれないと思うと、親にはいろいろな変化が訪れます。

ギフテッドの可能性を視野に入れたときのメリットとデメリットをご紹介します。

メリット
  • 『ギフテッド外来』にかかり、信頼できる相談先が増える
  • ギフテッドについて親が学び、かかわり方の目安になる
  • 発達障害の傾向だと思っていたものが、実は違うことに気が付く
  • 行動の背景がわかり、子に寛容になれる
デメリット
  • 子供に必要以上の期待をかけてしまう
  • 「ギフテッド」という色眼鏡で子供を見てしまう
  • 「才能探し」をしてしまう
  • 問題が起きたとき、ギフテッドだから仕方ないと思ってしまう

「友達と仲良くできないのは、ギフテッドだから」など、うまくいかないことをすべてギフテッドと関連付けてしまうのは、キケンです

ギフテッドかどうかわからない場合

WISCを受けたけれど、やっぱりギフテッドかどうかわからないという場合もあるでしょう。

たとえばこんな場合
  • IQ130なかった。けれども、困りごとなどは「ギフテッド」と似ている
  • IQは130を超えているけど、いわゆるギフテッドの特徴にはあてはまらない
  • IQ130あるけど、天才には見えない

「WISCが130未満だけど、困りごとが似ている」という方はこちらをご参考ください。FSIQ130未満だけれどギフテッドと思われるケースをご紹介しています。

なぜこんなことが起こるのか?

ギフテッドは、はっきりと区切りをつけられるものではありません。発達障害にもグラデーションがあるように、ギフテッドにもグラデーションがあります。

「誰が見ても、一見して明らかに、ギフテッド!」という子もいれば、「少しギフテッドっぽいところがある」という子もいます。

また、私の感覚ではありますが、「天才」は「ギフテッド」のなかのごく一部です。ですから、「IQ130あるけど天才ではない」ということは、普通に起こります。また、ギフテッドの親自身がギフテッドである可能性も高く、その場合、子供の才能を過小評価しがちだということも、申し添えておきます。

外部サイトですが、こちらのコラムがおすすめですので、ぜひ読んでみてください。

また、発達検査や知能検査は万能ではありません。テストを受けたときの本人のコンディションや、心理士との相性などによっても、検査の値は変わります。(下振れしやすいと言われています。)ですから、本来持っているIQよりも、低い結果が出ることがあります。

さらに、ギフテッドは、WISCにおいて「言語理解」が高く、「知覚推理」も高め。「処理速度」が低いというスコアを示すことが多いと言われています。IQの数値自体は低めであっても、同じような傾向がある場合、似たような困難を抱えることもあるかもしれません。

基本は我が子を見ること

保護者

ギフテッドとも言い切れないし、発達障害も違うと言われるし、HSC(ハイパーセンシティブチャイルド)なのかな?

我が子が何者かを知りたくて検査をしたのに、結局わからない! 我が子を知る糸口が何もない!

困りますよね。でも、このような子は、意外にたくさんいるのではないかと思います。そんなときは、残念ながら、親が試行錯誤するしかありません。「ギフテッド」「発達障害」「HSC」などを勉強して、その中から我が子に取り入れられそうなものを取り入れていきましょう。

私が読んだ中で、最初の1冊にぴったりだと感じた本をご紹介します。

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